板金部品などのレーザー加工精度にお困りならぜひご相談を。
そもそも、レーザー加工とは、その名のとおりレーザーによって加工する方法のことをいいます。
レーザーによる切断加工は、切断幅やその周囲に生じる熱影響の範囲が狭いため、高精度な切断を実現することができます。
原理としては、レーザー切断では、レーザー発振器で出力したレーザー光を集光し、照射ユニットから任意の箇所に照射して対象物を融解させます。同時に、レーザーと同軸に取り付けられたノズルからアシストガスを噴き付けて対象物の切断を行います。
また、レーザーにはいくつかの種類があり、①CO2レーザ ②YAGレーザ ③ファイバレーザ ④ディスクレーザに分類されます。
熱影響が少なく、熱変形が極めて小さく切断精度が高いため、変形し易い薄板の精密切断は向いている。
レーザーの照射によって溶けた部分だけを除去するため、切断幅がレーザーの集光径とほぼ同じ微小な幅で切断できる。
高パワー密度ビームを照射する加工のため、溶融および溶融金属の除去が迅速で、従来の切断法に比べて切断速度が速い。
非接触加工なので、歯の交換などは存在せず、レンズやミラー等の消耗部の劣化による交換頻度は接触除去加工に比べて低い。
切断部の酸化が少ない。特に無酸化切断を行えば、そのまま実用されても、性能劣化は生じないことが確認されているため、切断後の仕上げ加工が不要となります。
薄板の切断にはパルスタイプのYAGレーザ切断、厚板には連続タイプのCO2レーザー切断の使い分けが一般的であるが、レーザーの使い分けによって多様な板種・板厚の切断加工に応用可能である。