工程数の削減により、製品のリードタイム短縮が可能。
レーザータレパン複合機を用いておこなう加工法のこと。
穴あけや切断などおこなう工程を一台で集約できるメリットがあります。
まず、レーザータレパン複合機とは、タレットパンチプレス
(略してタレパンと呼ばれる)とレーザー加工の機能を有した機械の事を指します。
タレットパンチプレスとは、アルミやステンレスといった板金に対して金属の金型を用いて打ち抜き・成形加工する機械です。レーザー加工機はその名前の通り、レーザーによって板金を切断する機械になります。
メリットとしては、前述の通り、穴あけや切断、成形などの加工工程を集約することができるため、工程数と工程間の仕掛かり(作業準備)削減により、製品製作のリードタイム短縮に寄与いたします。また、もともとレーザー加工で行っているような小径穴加工や角穴加工をパンチング加工に置き換えることで、レーザー加工と比較しランニングコストを削減したり、タレントパンチ専用機または専用金型が必要となるような、大口径打ち抜き加工などを、レーザー加工に置き換えることなども可能です。
一方のデメリットとしては、動作プログラムの作成に一定の時間がかかることが挙げられます。