事前に予測をたてて、間違えやすい部分を重点的に確認。歌製作所の品質管理を担う。

―　森リーダーの普段の業務をお聞かせください。

製造部品質保証リーダー 森 綾子

歌製作所の出荷品の検査・検品・梱包出荷までの業務を行っています。

歌製作所には工場が３か所あるのですが、製造から上がってきた完成品をここ（検査・出荷作業場）で、確認をしてからお客様へ出荷しています。メンバーは5名いて、2～3名で作業にあたっています。残りのメンバーは配達にまわっているところです。

―　どのような検査を行っているのですか？

基本的には、お客様からご支給いただいている図面をもとに、「材質はあっているか？」「加工抜け・工程抜けはないか？」「外観の状態」などを重点的にチェックしています。

特に「図面上の間違いやすい箇所」については、重点的に確認するようにしていますね。
例えば、「全体的には、穴が均等に空いているが、ある部分だけ、イレギュラーな穴の空き方がしている箇所がある場合」や「図面に記載されている注意事項」など、製造が間違えやすい部分を事前に予測して、それを特に注意するようにしています。

製品外観については、厳しい品質基準で確認。

―　歌製作所の品質基準として、製品外観・美観を非常に厳しくジャッジしているとお伺いしました。

はい、製品の美観、外観キズには最も注意しています。例えば、自分がお客様の立場だったと想像して、「いやだな」と思う製品は、製造に返すようにしています。自分が見ていやだなと思う製品は、お客様が見ても同じ気持ちになるはずなので・・・。

何に使用される製品なのかということも重要で、特に食品関連の製品は厳しくジャッジしています。食品の製造装置などに使用される場合、製品にほんの少しのキズが付いているだけで、その隙間に細菌などたまって、商品の安全面に影響を及ぼす可能性があるからです。
そういう意味で非常に責任重大な仕事なのだと自分では考えています。

「早く」「正確に」加工品を提供できること。これが歌製作所の強み。

―　非常に厳しい品質管理を行っているわけですね。ところで、森リーダーから見て歌製作所の強みとはどんなところでしょうか？

そうですね。品質はもちろんですが、お客様におほめ頂くのは、納期や対応の早さ、そしてその正確さですね。

最近は、社内での仕事がほとんどですが、以前はよくお客様へ配達に伺っていました。その時に、お客様から「歌製作所の製品はすぐに使えるから助かっている、検品もする必要がない」とおっしゃっていただいて・・・。納期が早いだけでは駄目、正確なものを早く納品することで、お客様に本当に満足いただけると思うので、それが評価されたということが非常にうれしかったですね。

同時に、この点が、外部から見たときの歌製作所のほかには負けないというところでもあるのかなと思います。

―　ところで、プライベートでも、会社の方との交流はあるのですか？

そうですね。歌製作所には、女性の従業員が10名弱在籍しているのですが、女子会をやったりすることがありますね。2～3名の少人数の時もあれば、女性社員全体の大人数で行ったりすることもあります。今はコロナ禍で実施は難しいですが、これが収まったらまた実施したいですね。会社全体でも、社長に企画していただいたバーベキュー大会に、みんなで楽しく参加させていただいています。家族で参加される方もたくさんいらっしゃいますね。

それぞれの役割や責任をはたしつつ、同じ方向を向いて仕事をしていきたい。

―　ありがとうございます。最後に、今後に向けての一言お願いします。

会社全体仲良く、同じ方向を向いて、仕事に取り組んでいきたいですね。それぞれの役割は有りますが、それに責任をもちつつ、向かうところが同じなら、成長していけるとおもうので。