技を極める。本当に必要とされるものづくり企業を目指して。
私たち歌製作所は、「世の中で本当に必要とされる」そんなものづくりを目指して日々、様々な製品の加工を行っています。
「どうすれば、もっと使いやすい製品となるか」「現場で組みやすいのか」「お客様が製品に満足されているか」このようなことを、常に考えて、ものづくりに取り組んでいます。
和歌山県が生んだ偉人のひとりに、パナソニックを創業した松下幸之助がいます。
松下幸之助は、創業当初、自転車用の電池ランプを新しく開発、販売を始めたとき、問屋さんに商品の良さを認めてもらえず、非常に苦労したそうです。ただし、「本当によい商品は、お客様に知って、使ってもらえれば、必ず喜んでもらえる。結果として必ず売れる。」こう考えて、大阪中の自転車店に新型の電池ランプを配って実際に使ってもらい、使ったお客様は喜び、商品の値打ちを認め、商売は軌道に乗っていったそうです。
このように、「お客様が本当に喜び、必要とされる製品をつくること」が、歌製作所の一番大切にしていることです。そのためには、加工技術の向上に日々取り組み、「技を極める。」ものづくり職人集団として、成長していく必要があると考えています。
また、歌製作所は、これからも「ものづくり職人集団」として成長を続けていくために、一緒にものづくりを行っていく仲間を求めています。
新しく加わってもらった方々に、一番大事に考えてもらいたいことは、「今、自分ができることをどれだけ、一生懸命できるか?」ということです。
例えば、料理人が修行を始めるときには、「皿洗い」や「下仕込み」などからスタートすると思います。最初は包丁も握らせてもらえない。ただし、「自分ができることを、その時にどれだけ一生懸命に取り組むことができるか?」これが、将来につながる重要なことだと思います。
「ものづくり」も、「料理人」も職人としての修行という意味では、共通すると思います。
ものづくりを行う上で、何事にも興味を持つことも重要な点です。
目の前にある「もの」や「機械」がどのような仕組みで動いているのか?興味をもってみること。私も加工機の構造に興味を持ち、実際にすべて分解してしまった、ということがあります。分解し、自分で理解し納得した後にすべて直して・・・。大変でしたが、私自身、何事にも興味をもつということ、実際にやってみるということを重要に考えています。
そして、本当の意味の観察力を持ってほしいと思っています。
これは、現在の歌製作所のメンバーにも大切にしてほしい点です。悪いところを指摘するだけならだれでもできること。上司や先輩であれば、メンバーや部下をよくみて、いいところを見つけてあげること、毎日のちょっとした変化に気づき、それに配慮して声がけや気遣いをする。これこそが本当の意味での観察力なのではないかと思っています。
さて、これからは、今後の歌製作所の目標について、お話したいと思います。
歌製作所は、これまで横浜ランドマークタワーに代表される、高層ビル内の空調設備や、建機関連の製品など、いわゆる「大物」の加工や製作を数多く手がけてきた実績があります。和歌山県内の製作会社としては、珍しい製品領域に取り組んでいることと思います。
このような強みを生かし、構造材として骨組みに使用される形鋼やパイプなどの製作に、さらに注力をしていきたいと思います。これらを通し、「歌製作所だからこそできる仕事」、「世の中から真に必要とされる製品を提供し続けること」、これを目標として事業に取り組んでまいりたいと思います。
歌製作所は、1975年に創業し、今年は創業46年目の会社です。
「お客様から」「日本から」「世界から」「従業員から」必要とされる歌製作所であり続けるために、日々精進してまいります。これからも「世の中に本当に必要とされる技術」「歌製作所でなければできない仕事」を追求して、50年、100年と続いていく歌製作所を目指していきたいと思います。
株式会社歌製作所
代表取締役 歌 圭造
企業名 | 株式会社歌製作所 |
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設立 | 創業1975年8月 設立1978年3月 |
資本金 | 1,000万円 |
代表者 | 代表取締役社長 歌 圭造 |
所在地 | 〒649-6213 和歌山県岩出市西国分76-1 |
TEL/FAX | 0736-61-0550/ 0736-61-3262 |
従業員数 | 37名 |
平均年齢 | 43歳 |
事業内容 | 板金加工・製缶加工各種一式 |
取り扱い品目 | ステンレス、鉄、アルミ板金・製缶加工物流コンベアシステム、製造ライン安全ガード車両空調機器の製造 |