「技を極める。」ためには、加工の原点に戻ること、基礎を重視することが必要。
― 島袋工場長は普段どのような業務を行っているのでしょうか?
歌製作所の製造全体を管理しています。生産進捗の管理はもちろんですが、出荷品の管理や、製造設備の管理、メンバーの製造技術の指導にも、日々力を入れています。
― メンバーへの技術面の指導はどのように行っているのでしょうか?
基礎が最も重要だと考えています、原点に戻るというか・・・。その加工設備の本来の正しい使い方はどのようなものなのか、設備の本来の性能を引き出せているのか、ということにフォーカスして、メンバーとじっくり話し合いながら技術力の向上に取り組んでいます。
お客様の要望に100%こたえる、お客様目線でのものづくり。
― 歌製作所が技術面で、他社よりも優れていると考える部分はどんなところでしょうか?
お客様の要望であれば、他社ができないというようなことでもすべて行う、チャレンジする。というところかなと思っています。どんなことでもお客様の要求にこたえて、お客様目線でものづくりを行うこと。これを一番重要だと思っています。
「これはどうやって作ればいいのだろう?」というような製品も中にはあります。そのようなときは、お客様の要望やお話をしっかりと伺って、協力工場や設備メーカーなどいろいろな人に意見を聞きながら、チャレンジしていきます。いろいろな方とのやり取りの中で、技術の向上を図っていくということも重要だと思っています。
プライベートも自作パーツ製作。ハーレーダビットソンでツーリング。
― ところで、島袋工場長はもともとものづくりがお好きだったのでそうか?
はい、自分自身ものづくりにこだわりがあって、難しいものは特に「自分で一度作ってみる」ということにこだわりをもっています。例えば、外注先で製作したものでも、一度自分で作ってみると、新しい発見があります。もちろん技術の向上にもつながると考えています。
あと、プライベートで休日にはバイク、ハーレーに乗っているのですが、そのハーレーの部品なども自作することもあります。
― ハーレーとはイケてますね!みんなでツーリングなども行くのですか?
はい、facebookで知り合った仲間が主ですが、休日にはツーリングなどにも行きますよ。自分がものづくりをやっていることは仲間も知っているので、仲間のパーツの製作なども頼まれたりすることがあります。結構喜んでもらえます。
製品のキズ一つも妥協しない。そんなものづくりを目指していく。
― 最後に、何か一言いただけますでしょうか?
やっぱり、お客様目線でものづくりを行うこと、これが一番大事だと思います。製造中の製品でも「自分がお客様の立場だったらどう思うだろう」という目でチェックします。
そうなると、品質面、製品のキズ一つでも妥協するわけにはいかないと思っています。自分自身も妥協したくないし、周りのメンバーにもそれをしっかりと伝えていきたいと考えています。